外伝 始まりの書−新たなる春−上下巻
<時の車輪>外伝 −前史−
上巻

降りしきる雪のなか、タール・ヴァロンに近い<鉤の尾根>で、ラン・マンドラゴラン卿率いる<大連合軍>の一隊は、アイール軍を待ち受けていた。だが、現れた敵の数は二千、対するランの軍勢は四百。誰もが死を意識したその時、アイール人は声をそろえて叫んだ──「唯一無二の男!」と。いっぽう<白い塔>では、異能者候補のモイレインとシウアンが見守るなか、ジダラ・セダーイが<竜王の再来>の誕生を告げていた!

下巻
青アジャの異能者となったモイレインは、辺境の国カンドールにいた。そこに<白い塔>からシウアンが恐ろしい知らせを届けてきた。アーガニヤほか前アミルリン位タムラが密かに任命した5人の異能者が、ことごとく不慮の死を遂げたという。黒アジャの仕業か?つぎの手がかりを求めてチェチンへと向かう途上、モイレインは3人のマルキア人に護衛を頼むが・・・・・・モイレインとランの宿命の出会いを描く<時の車輪>前史。堂々登場。